思い出に残る写真。そんな写真を一枚撮ってみませんか。

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カメラの今と昔

ラテン語の「カメラオブスキュラ(暗い部屋)」を語源とするカメラ。原理は、暗い部屋の壁に小さな穴を開けて入り込む光を反対の壁に投写すると、外界の様子が映し出される。いわゆるピンホール(針穴)カメラである。16世紀頃には、穴に光学レンズを付けたものが登場した。レンズを付けることで明るい画像を映し出せるようになり、画家がスケッチを描くのに使う様になり、大流行した。この箱に機械的に画像を取り込む仕組みと現在のフィルムに当たるものが備われば、現在の写真になるわけです。現在のカメラは様々なハイテクが盛り込まれているのだが、その機能を使用している部分は、露出を自動的に調整、ピントを自動的に合わせる機能がほとんどで、実際のところは原点の暗箱と何も変わってはいないのである。その証拠にフィルムカメラの裏蓋を開けて、シャッターを開放し、フィルムゲートにトレーシングペーパーを当てると映像が映る。

感光材の発明

暗箱を現代のカメラの形にするには、ピントグラスの上に投写された画像を定着させるための「感光材料」が必要になるのですが、初めて成功したのは、フランスのジョセフ・ニセフォール・ニエプスで1826年ごろのことである。だが、感度は非常に低く、露出時間が約8時間と長く、画像もあまり綺麗では無かったために実用化されなかった。実用化に成功したのは、同じくのフランスのルイ・ジャック・マンデ・ダゲール。

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