思い出に残る写真。そんな写真を一枚撮ってみませんか。

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絞りを学ぶ④

自分の持っているカメラをピンホールカメラにしてみましょう。まず、金属板を釘で押し型を付けて、出っ張りをヤスリで擦って平にします。そして最後に針で穴を開けます。金属板は薬瓶のフタなどを利用するといいでしょう。アルミホイルで構いませんが、耐久性に問題があります。なるべく小さく開けるように勘を働かせて開けます。理想は0.3mm程度ですが、色々なサイズも試すのも面白いです。ただ、大きすぎると全体的にぼけてしまいます。この穴を開けた金属板がレンズの代わりです。これを真ん中に5mmぐらいの穴を開けた黒いボディキャップに貼り付けます。晴天順光の時にはISO1600の高感度フィルムを使用すれば手持ちでも撮影が可能です。光学レンズでは味わえない、趣のある写真に仕上がります。作成時の注意点として、必ず金属板はボディキャップの外側に貼り付けましょう。内側だと撮影時にミラーがはねた時に当たってしまいます。

ピンホールカメラで撮影するには

ピンホールカメラで撮影する場合の設定はどうしたら良いでしょう?まず、焦点距離はピンホールとフィルム面の距離が、光学レンズでいう焦点距離になります。ボディキャップにピンホールを付けた場合は約50mm。焦点距離50mm光学レンズと同じ画角の写真になります。絞りは0.3mmのピンホールとして、F値は167。一般的に絞ったF16よりも約7段階暗いことになります。これをISO100のフィルムで撮影するには、シャッタースピードを2秒に設定します。

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