思い出に残る写真。そんな写真を一枚撮ってみませんか。

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焦点距離を知る③

焦点距離を伸ばすものとして「テレコンバーター」がある。これを手持ちの後方に付けることで、焦点距離が1.4倍ないし2倍になる。このレンズは、凹レンズで単独では使うことが出来ない不思議なレンズだ。単純に500mm単焦点レンズにテレコンバーターを付けると実質1,000mmのレンズになる。ただこのテレコンバーターは、1.4倍モデルで1段階、2倍モデルで2段階分、実質的な絞り値(F値)が上がってしまう。つまり開放F値が大きくなり映像が暗くなります。被写体深度は変わらないが、開放F値が大きくなるので望遠特有の背景ボケを得ることができない。被写体が拡大されるだけで、あまりいい印象がないテレコンバーターだが、最短撮影距離は変わらないので、1.4倍ないし2倍の拡大撮影が可能なので、接写時には非常に便利だったりする。意外に思われるかもしれませんが、テレコンバーターには思わぬ効果があります。

見える範囲が全部写る魚眼レンズ

焦点距離が16mmの魚眼レンズ(フィッシュアイレンズ)は、フィルムの対角線上に画角180度を写すことができ、焦点距離を8mm程度にするとフィルム内に円形に画角180度を写すことができる。さらに焦点距離を6mmにすると、人間の両目の視野を越える画角220度の範囲を写すことができる。魚眼レンズは、本来広角レンズの設計では原理的に無理なため、画面周辺が樽状に歪んだ(樽型方収差という)奇妙な写真が撮れる。

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