思い出に残る写真。そんな写真を一枚撮ってみませんか。

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ストロボとは①

「ストロボ」今は大抵のカメラに付いてますから、知らない人はいないでしょう。でも、その仕組みまで知っている方は少ないのではないでしょうか。ストロボが光る部分は、「キセノンランプ」という発光管です。これは、発光管の中にキセノンガスを充てんし、電極に瞬間的に高い電圧をかけて発光させる仕組みで、消費電力が少なく、理論上球切れがない、優れた発光管です。次に、ストロボの光の特徴ですが、太陽光によく似た白色の光を出すことが挙げられます。これは、ストロボ光だけでも、日中の太陽の下で撮影した結果に近い写真が出来上がるということで、ストロボの大きな長所の一つです。また、ストロボが強い光を発するという特徴もあります。でも強い光を発するには、たくさんの電気を溜める必用があり、電気を溜めておくコンデンサーの大きさが大きいほど有利になります。このため、大きいボディのカメラほど、強い光を発しやすい傾向にあります。

実際の撮影での光の調整。

夜に室内で撮影する場合などが典型的ですが、蛍光灯や間接照明などの光と、ストロボの光をどのように調節していくかで、写真の出来映えが変わります。間接照明(白熱球など)を優先すると、暖色系の色が被写体全体に影響し、陰影も協調されがちです。ストロボの光を優先すると、色補正がほとんど要らない、スッキリとした傾向の写真になります。

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