思い出に残る写真。そんな写真を一枚撮ってみませんか。

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シャッタースピードとは②

スリットカメラは、カメラ本来のスリット状のシャッターを静止して、その後ろのフィルムを動かす撮影を行うものだ。この方法で撮影され被写体は、動いているものは形をなしているが、静止しているものは流れるように伸びて写る。また、車が行き交う通りを写すと、対向車もフィルムが動く方向を向いて写るといった面白い現象が起きる。しかし、逆方向に動く被写体は少しブレたように写る。ブレを減らすにはスリットを細くすると、ブレが小さくなる。このスリットカメラを手軽に楽しむなら、フィルム巻き戻しができるマニュアルカメラが向いています。光を通さない薄い黒紙や印画紙を入れる黒ビニール袋に1mm程のスリットを入れ、フィルムゲート部にテープで貼り付ける。この時、フィルムのガイドレールより低いことを確認しよう。あとは、フィルムを入れてレンズキャップをして、未露光のままフィルムを送る。これで完成です。

スリットカメラで撮影しよう

作成したスリットカメラで撮影してみましょう。被写体にカメラを向けて、シャッターを開放して、巻き戻しロックを解除して、巻き戻しレバーを回します。フィルム巻き戻しレバーを1回転させると、大体フィルム1コマ分巻き戻されます。スリットの幅が約1mmだとして、フィルム巻き戻しレバーを1秒で1回転させるとして、その場合がだいたい1/30秒のシャッタスピードになります。これを基準に絞り値と回転速度と露出を決めます。

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